NANA★LAND

ぐだぐだ日記としか、、、

9月9日(日)アクションアクションアクション

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 リラックスに入ったのに、終わってみると全然リラックスできてない時がある。
 だいたい20代そこそこの子がバイトに毛が生えた程度のテクニックで指圧をしてくれたときは、こんな感じになる。
 ああ、もう。
 高いお金払っているのに。
 いいたいことは山々あるけれど、こういうときは慈善事業をしたと思うことにしている。
 人生が私に施した幸運を、定期的に回収して帳尻を合わせているにちがいない。
 そもそも、私の年齢は施されるより、施すほうに回っていいぐらいなのだ。

 そういうわけで、今週のまったく癒されなかったマッサージの話をしようと思う。

 その日は、入ったクイックマッサージは、40分2000円。
 そのお店は、仕事帰りの団地の中にある。
 ジムやヨガ教室の導線上にあって、交通的に便利な上に、スタッフも値段の割にベテランがそろっていて、立地・テクニックとも★5つじゃ!などと評価していたのだが、くるときにはくる。
 ついに、意外なルーキーが私の担当になってしまったのだった。

 彼は、二十代そこそこのひょろんとした、青白いめがねをかけたお兄ちゃんで、丁寧であいそもよく、それどころか指圧のテクニックも筋がよかった。
 おそらく、もみ方から判断して数ヶ月レベルだが、私の二十年来におよぶ指圧歴の経験から判断するに彼はかなり筋がよくうまいほうだ。
 とはいえ、この世界は年期の世界なので、うまいと言っても、潜在的に才能があるだけで、それを開花するためには、それこそあと十年は(以下略)
 というわけで、彼の指圧が始まったのだが、
 例によって背中と首がパンパンの私は、「パソコンですか?」と聞かれて、職場でも家でもずっとパソコンで、、と言ったことから、原稿を書いている話になり、彼は青年特有の「自分のやりたいこと」を語りだした。
 なんでも、彼は行きたかった専門学校を親に「絶対無理だ」と反対され、「どうでもいい高校」に入学したあげく、早々と退学して、その後は土建、ファミレス、引っ越し業、マッサージ業界(いまここ)と、それなりに正社員として雇われながらも、長続きせず、今に至るようだ。
 その年齢で高校をはねった人間にありがちの、ヤクザな世界にも片足をつっこむことになり、命からがら逃げて仕事を辞めたくだりももれなくついてきた。
 とはいえ、彼の口調は収支のほほんとしており、不幸という感じはしない。
 それどころか、「何か形ののこるものをつくりたい」とゆっくりと語りだし、彫刻や、マンガや小説(ラノベ)も書いたりしてみたけれど、どでも夢中になれないというか、挫折ともよべない、表現者希望にありがちな話をしだした。
 好きな作家を聞くと、あるホラー小説作家の氏名をあげた。
 私もその作家の小説は家に3冊あるが、どういうわけか未だにめくったことがないので、積んでいる。 
 ああ、積んでるわ〜、ということを私も彼につられてのほほんと答えた。

 だが、私は彼の話を聞いているうちに、割と目指す方向性がかぶること、彼の二倍近い年齢を生きてきたという自負から、老婆心ながらアドバイスを熱く語ってしまったのだ。
 結果、全くリラックスできなかった。笑

 私はとにかく「はやく失敗して、はやく自分の方向性を決めて、それに集中しろ」と言いつづけた。
 これはもう、中学生だった私自身にいいたいことそのまんまでもある。
 つまり、大学生になるまでに、基礎をつくっておかなければ、三十代で成功できないということだ。
 それを、この子に言ってどれだけ、本気になってくれるかはわからないし、情熱を情熱がない人間に語ることほど寂しくなる瞬間はないのだけれど、なぜかその日は、私は彼にそれを言わなくてはならない気がした。

 というか、今思えば自分自身に言い聞かせていたのかもしれない。
 彼は、私の説教じみたアドバイスをわりと心地よく聞き流していたのか、帰り際も「またお越しください。お気をつけて」とそつなく、しかし礼儀正しく送りだしてくれた。

 「そっち方面」の人間にしては、かなり礼儀正しい子だなあ、と思ったのだが、帰宅後はこっちは自己嫌悪だ。

 よけいなお世話を焼きまくったということと、彼のあげた作家から彼の物書きに対する熱意はほぼ見えたにもかかわらず、マシンガンのように「夢をかなえるためには」的なことを語ってしまった自分。

 めっちゃ恥ずかしいではないか!!!!

 だいたい、語る奴はださいのだ。
 できるやつは語らず、やってる。。
 もう・・・。
 
 ただ、言いたかったことは本当で、早く色々なアクションを起こして、自分が負けて悔しい、これが楽しいというものを見つけることだという持論は変わらない。
 ぼやぼやしているとまじで取り返しがつかないほどの速度で人生は追いかけてくるし、そうなったら、もうほんと・・・。
 そういうわけで、このブログを読んでいる若い読者はいないと思うけれど、もしいたら、まじで時間がもったいないYO。
 作家をめざすなら、こんな味噌汁みたいな文章をよまずに、トルストイとかスタンダールとか読んだほうがいいと思うYO。
 私はどれも読んでないから、こんな感じの文章書きになっているのだからね。

 と、今回も最後まで恥ずかしいのでした。
 おしまい

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