NANA★LAND

ぐだぐだ日記としか、、、

9月24日(日)ウェディングドレスを着て写真をとりたい ~私でなく母が~

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(私が着たいのは、カクテルかマーメイドドレス。

 こんなウェディングドレスだったら、かわいいなと思いますw)

 

【35歳以上の女性の成婚率は10パーセント】

 先日、ツイッターで35歳の女性が今後結婚できる確率は10%という内容が流れてきて、一瞬背すじが凍ったけど、すぐに「そうでもないんじゃ」と思った。

 結婚年齢は確実に晩婚化に向かっているのだし、今までそういうデータがあったとしても、今後どうなるかはわからないでしょ、とそう楽観的に考えた。

 結婚に関しては、マクロなデータはマクロなデータで意味があるかもしれないけれど、つい自分には当てはまらない、と思ってしまう。

 それは誰もが死ぬということを、誰もが頭でわかっていても、心では認めていないことに似ているかもしれない。

 いや、結婚に関しては「絶対皆無、百パー全滅」ではない。なにしろ、一割生存は堅いのだ(堅いか?)

 そういうわけで、一生一人であるかもしれないことをうすうす感じている私はこのまま「好きな人と結ばれないし、私を好いてくれる人もいない」という真実は、考えても気が滅入るだけなので、あまり考えず、見ないふりをしている。

 で、結婚といえば、ウェディングドレスなのだが、母が着たがっている。

 いや、母が私に着てほしいらしい。

 

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(こういうプリンセス風味も素敵ですねwモナコグレース的wひゃっほーいww)

 

 つい、先日二人で街を歩いていたら、運悪くウェディングドレスのショーウィンドウの前を通りかかってしまい、母はおもむろに立ち止まり、私に向かってぼそっと言った。

「ななちゃん、お母さん、ななちゃんのウェディングドレス姿見たいな

「へえ、私は直木賞で着物着るほうがいいな」

「でも、私、ななちゃんは、ドレスすっごく似合うと思うの」

「そうかな、あんまり興味ないなあ。着るならオートクチュールのイタリア製のカクテルドレスを考えてるけど

 私は適当に流して、その場を立ち去ることにした。

 なぜならそんな予定は永遠に未定な気がするからだ。

 では、結婚相手らしき男性がいないとして、百歩譲ってドレスだけ着てみたいとは思わないのだろうか。

 エス

 あんまり考えたことがない私なのだった。

 

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(これは銀座のママというか、ベルばらというか。

 すでにあなた色に染まらない漂白された強さを感じますな)

 

 

 本当に、私という人間は自分でも不思議に思うけれど、ウェディングドレスを着たいと漠然と考えたこともないのだ。

 まったく、本当に興味がないというか、客観的に見ても、変わった子だな、と思う。

 でもウェディングドレスには興味が湧かないが新婚旅行はエジプトかトルコかギリシャパレルモか南仏か南アフリカ共和国か、といくらでも具体的な発想が浮かぶ

 

 なんなんだ、まったく。

 

 しかし、母は違う。ウェディングドレスに興味がある。

ねえ、写真だけとるっていうのはどう?」

 

 

 

 きたーーーーー!

 

 

 

 そんな企画あるかい!!!!

 私は内心、噴出しそうになるのをこらえ、

 

「それ、コスプレ?」

「いいじゃない、コスプレでも。お見合い写真だと思って」

「……」

 

 

 

「似合うと思うなあ、お母さん見たいなあ」

 いやちょっと待て、お見合い写真にウェディングドレスって、仮にやっても相手にプレシャーになるだけやろ。

「あのさ、ウェディングドレス写真、ひとりでとるって? それ意味あんの?」

「だって人間、いつまでも若くないのよ。似合わなくなっちゃうわよ」

「……」

 ごもっともです。あいすいません。

 ああ、本当に母に申し訳ない。

 申し訳ないけど、すごいむかつくというか、哀しくもある。

 そして同時に爆笑ものだけど、やっぱり爆笑した分同じくらい哀しい。

 ああ、結婚相手のいない。誰にも選ばれない、誰も好きな人がいない、ふがいない娘。

 でも、お見合いも婚活もしてみたけど、だめだったじゃないの。

 それがこの私なのだから、仕方ないんじゃないの。

 それとも、結婚しないと罪ですか?

 むしろ、そんな罪者ならば、いっそ遺伝子を残せないのは自然の摂理なのでは。

 ああ、罪深き罪人である独身者よ。

 くそう! 何もわるいことしてないのに腹がたってきた。

 いや、何もしてないから悪いのか。

 そりゃ、私だっていい人がいたら結婚したいさ。

 でも、いないんだから仕方ねーべよ。

 私は深呼吸して言った。

「ごめん、それだけは勘弁して」

 母はおとなしくうなずいた。

 

 

「そりゃそうよね」

「そりゃそうじゃないですかね」

 

 

「あーあ、今頃ななちゃんのお相手はどこで何をしてるのかしらねえ。もう準備万端整っているのにねえ」

 いやいや、いつ私が準備万端整えたよ?

「知らないね、どこにもそんな人いないんじゃねえの」

「あのね、この世には必ず、一人はいるのよ。ぴったりな人が」

「なにそれ、誰が言ったの、神様? ウィキ? ソースどこ?」

「そんなの決まってるのよ。真理よ。赤い糸っていう真理よ」

「……帰るね、私」

「もう待ってよ~おいてかないでよお」

 

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(こういうのはもうだめでしょ。ビクトリア・ベッカム

 完全に染まらないでしょ。あなた色には。むしろ、私色に漂白してあげるってかんじでしょ。こわいでしょ。やめましょ。攻めすぎです)

 

 

 私は競歩でその場を立ち去り、道端に母を置いていくことにした。

 母はこうした発言がどれほど娘を傷つけるか気がついていない。

 この手の何気ないフレーズにどれほど私が

自分、生まれてこなきゃよかった。

 神様、こんな風に生んだあんたを一生呪ってやる

 

 と一瞬でも地獄の底にいるような気持ちになるか、母は想像もできまい。

 そして、私は母がどれほど私の行く末を心配しているのか、想像してみるが、それは想像に過ぎない。

 親にとっては心が引き裂かれるほどの重大案件なのだろう。

 しかし、親の期待に応えられない私を許してほしい。

 そうして、私はふがいない自分を呪いつつ、親のために結婚するという気にはとうていなれないのだった。

 母のため、着れるものなら、ぜひ着たい。

 ウェディングドレスとかいうやつ(ナナエ心の短歌っていうか啖呵?)

 

 というわけで、私はドレスのために本日もランニングに夜な夜なでかけるのであった。

 がんばれ、私!(もっとちがう方向にな)